靴やバッグ等の革製品を長持ちさせようとすれば、何よりも手入れが肝心なものです。
しかし、手入れをしようと思えば、何種類ものクリームを使って細めに磨かなければなりません。
これでは、ほおって置きたくなるのも無理がありません。
そこで今日は、簡単お手軽、さらに自然派なお手入れの方法です。
それは、「ミルク」です。
ミルクといってもそんじょそこらの牛乳です。何の変哲もありません。
朝、お父さんが腰に手を当てて飲んでいる普通の牛乳です。そのミルクをボロ布に染み込ませて拭くだけです。
ミルクには、水と脂分が巧く溶け込んでいます。その水分によって汚れを拭き取った後、脂分が革の表面にコーティング剤として残ります。ミルクの効果で、カサカサした表革が潤い、さらに艶が出るという訳です。
もう少し丁寧に、美しく艶良く仕上げたい方には、この3点。
まず、布は木綿素材の柔らかい布を使用する事です。
拭くときは、ミルクのついた布を良く絞ってから、全体を撫でるように拭きます。
そして、最後の仕上げには、布の乾いた部分でから拭きします。
☆ワンポイント☆
☆ワンポイント☆
気になるミルクの匂いですが、全く残りません。ただし、ちゃんとから拭きしないと革が駄目になります。どんなシャンプーでもそれは同じですね(^^;